静岡県に来たらぜひ食べてみて！静岡ご当地グルメ5選

富士山静岡空港がある静岡県は、日本のほぼ中心に位置する自然豊かな場所です。気候も温暖で、海にも山にも恵まれており、様々な美味しいものがたくさん！今回はその中から定番のご当地グルメを5つご紹介します。

その1：黒いだし汁が染み込んだ「静岡おでん」

静岡グルメは何がある？と聞かれたら、まず思い浮かぶのが「静岡おでん」。1番の特徴は色の黒いだし汁で煮込まれた具材を、青のりや魚のだし粉をかけて食べること。黒いだし汁は鰹や昆布だしと濃い口醤油で作られ、そこに具材でもある牛すじがプラスされたものが静岡おでんの主流です。

具材はすべて串に刺さっていることが多く、牛すじの他に、黒はんぺん、ちくわやなるとなどの練り物、大根、卵などがあります。飲食店やお惣菜屋以外にも駄菓子屋で売られていることもあり、静岡人にとっては小さい頃から慣れ親しんだ料理です。

オススメ店舗：静岡おでんをとことん楽しみたい方にオススメ「海ぼうず本店」

JR静岡駅南口から歩いて5分の「海ぼうず本店」は、静岡おでんが自慢の店です。入り口の大きな鍋でつくられている静岡おでんのだしの香りが、店の外まで漂い食欲をそそります。

「海ぼうず本店」のだし汁の秘密は、牛スジから出る肉の旨味と醤油。長年継ぎ足している秘伝のだし汁は、薄くつくって具材からでる出汁も活かす、煮込みすぎない、煮詰まったら酒やお湯でのばす、などのこだわりが詰まってます。

静岡おでんの進化系も登場！おでんフェアで優勝したこともある半熟たまごおでんや生わかめのしゃぶしゃぶも美味しいです。

静岡おでん以外にも、黒はんぺんの食べ比べができる「黒はんぺん物語」や、豚足のおでん・生しらす・富士宮やきそばなど、静岡ならではの料理も楽しめます。

海ぼうずは赤い大きな提灯が目印。静岡グルメをぜひ味わってください。

その2：B-1グランプリで２連覇した「富士宮やきそば」

「富士宮やきそば」は、静岡県富士宮市のご当地グルメ。その特徴には、富士宮独自にその製法が確立した富士宮の「むし麺」を使っていること、肉かすが入っていること、いわしのだし粉がかかっていることなどがあげられます。

日本最大級のまちおこしイベント「B-1グランプリ」で2連覇したことで広く知られるようになりました。コシのある蒸し麺に、独自にブレンドした独特のソース、だし粉がアクセントの富士宮やきそばをぜひ体感してください。

オススメ店舗：観光しながら立ち寄れる「富士宮やきそばアンテナショップ」

全国の浅間神社の総本山である、富士山本宮浅間大社。浅間大社側入り口のお宮横丁内に「富士宮やきそばアンテナショップ」があります。静岡県富士山世界遺産センターからも徒歩3分と、観光しながら気軽に「富士宮やきそば」が食べられるお店です。

具材は基本に忠実な「肉かす・キャベツ・ネギ・削り粉」のみ。シンプルですが、キャベツは富士宮の高原キャベツ、削り粉はイワシのものを、などの特徴を大切にしています。

そして、焼き手の技術で1つ1つの材料の旨みを最大限に引き出している逸品です。蒸した後に焼いている麺はモッチモチでソースとの相性抜群！見た目よりもあっさりしているので、ペロリと食べられます。

その３：鮮度が命！海の幸「しらす」

静岡県はしらす(イワシの稚魚)の漁獲量が全国3位！静岡県に来たらぜひ食べて頂きたい海の恵みです。漁は毎年3月21日～翌年1月14日の約10カ月間。ほぼ通年獲れますが、イワシ類の産卵がピークになる春と秋が最盛期です。春のしらすは小ぶりですがプリップリ。秋のしらすは脂がのっていますのでぜひ食べ比べてみてください。

食べ方もいろいろで、水揚げされたまま加工なしの「生しらす」、茹でた「釜揚げしらす」、天日干しした「しらす干し・ちりめん」、生しらすを板のり状に薄く伸ばして干した「たたみいわし」などがあります。

オススメ店舗：鮮度と安さが自慢！ 「漁協直営 どんぶりハウス」

用宗港で、生しらす丼をはじめ、釜揚げしらす丼、生しらすとまぐろ漬けをのせたどんぶりなどが食べられる「漁協直営 どんぶりハウス」。潮風に吹かれ、港を眺めながら食べるどんぶりは格別です。

生で食べられる量は全体の1割にも満たない程度の貴重な「生しらす」。「生しらす丼」は毎年3/21～翌年1/14までのしらす漁期中に、出漁した日だけ販売される鮮度が命のどんぶりです。獲れたての生しらすは、臭みがなく甘みがあります。釜揚げやちりめんとは違う甘みと旨味を体験してください。

「どんぶりハウス」は漁協直営ならではの鮮度とお手頃な価格が自慢の店。しらすが売りですが、しらすが苦手な方には、ネギトロ丼、マグロ漬け丼などのマグロを使った丼もありますので、安心してお出かけ下さい。

その４：屋台が発祥！キャベツが中心の「浜松餃子」　

浜松餃子は、キャベツが中心の野菜たっぷりの甘みと、豚肉のコクが特徴ですが、お皿に盛られた茹でもやしによって口の中がさっぱりし、思った以上に箸が進みます。ついついたくさん食べてしまうので、浜松市の餃子の消費量は全国トップクラスです。

戦後間もない頃、浜松市の屋台で餃子が作られたことが発祥の浜松餃子。屋台での調理は大きな鉄板が使えないため、フライパンを使用することになりました。1度に沢山の餃子を焼く為に、円形に焼かれて出てくることが多いです。

オススメ店舗：静岡県内に40店舗以上！中華ファミリーレストラン「五味八珍」

創業は昭和45年、手作り餃子専門の屋台販売から始まった「五味八珍」は、今では40店舗以上の中華ファミリーレストラン。

創業の味、名物「浜松餃子」は、一口頬張ると、キャベツの甘みと肉汁が口の中いっぱいに広がってとっても美味しいです！真ん中に添えられた茹でもやしが、1皿12個を食べ進めていく途中で、口の中をさっぱりさせてくれるいい仕事をしています。

おすすめは浜松餃子とチャーハンやラーメンを一緒に味わえる「浜松餃子セット」。浜松餃子にらーめんやチャーハン、つけ麺などがセットになっています。らーめんのお味はは醤油・味噌・とんこつもしくはプラス150円で肉味噌淡々麺から選ぶことができ、餃子と共に五味八珍の味を楽しむことができます。

富士山静岡空港から一番近いのは、「五味八珍島田店」。その他にも各地にあるので、ぜひ旅の計画時にチェックしてみてください。

その5：飲むだけじゃない！食べても美味しい「お茶」

日本茶の約4割を占める静岡県のお茶。静岡県の特産品といったら、お茶を思い浮かべるのではないでしょうか。一番茶の摘採時期が近づく4月中旬頃には、富士山静岡空港の周辺でも新緑の茶畑風景が見られますよ。

お茶は煎茶や深蒸し茶のほか、玉露や抹茶、ほうじ茶など種類が豊富です。その時の気分やシーンによって選ぶことができ、スイーツや料理に使用するなど、色々な楽しみ方ができます。

オススメ店舗：お茶のお料理もスイーツも楽しめる「きみくら本店」

深蒸し茶の生産が盛んな掛川市にある丸山製茶グループが運営する「日本茶きみくら本店」。広大な茶畑の近くにあり、お茶の味を堪能できる茶寮を求めて、週末は行列が出来る人気のお茶屋さんです。

店舗の1階では自社で製造した深蒸し茶をはじめ、県内の煎茶や抹茶、茶道具やお菓子などの販売をしています。自分の順番がくるまでゆったりと店内を見てお買い物をお楽しみいただけます。

2階にある茶寮では、季節折々に変わる日本庭園を眺めながら、お茶とお茶を使った甘味やお食事をゆったりと堪能することができます。

日本茶専門店の「お茶漬け」は玄米ごはんに薬味、小鉢、香の物、デザート付。深蒸し茶、ほうじ茶、玄米茶の3種類からかけるお茶を選んで一緒に頂きます。10時半~14時に数量限定の販売です。

開店当初からの定番メニューは、自社製抹茶を使用したゼリーや抹茶アイスに濃厚抹茶蜜をかけていただく「抹茶づくし」。長年愛され続けている抹茶あんみつをぜひ召し上がってみては？

「茶菓寄せ」は、抹茶ティラミス、上生菓子、季節のグラスデザートなど人気の甘味を少しずつ愉しめる人気メニュー。あれもこれも食べてみたい！という方にぴったりでお茶も付いてきます。

季節毎にセレクトした、静岡県を代表する茶農家さんの稀少な煎茶を甘味と一緒に愉しめる「お茶二種と添え菓子」もおすすめ。季節を感じながら、至福のひとときをお過ごし頂けます。

今回は静岡県民も大好きな定番静岡グルメをご紹介しました。富士山静岡空港からの所要時間も記載しましたので、静岡にお越しの際はぜひお立ち寄りいただき、ご賞味ください！

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