こんにちは。ふじそらトラベルのてらしまです。
静岡に来たなら、富士山観光は外せないですよね。富士山麓に行けば特大サイズの雄大な富士山を眺めることができますが、もっと特別な富士山を見たいと思いませんか?
そこで今回ご紹介するのが、2020年「ジャパン・ツーリズム・アワード」にも入賞した、FDAと大井川鐵道と富士山静岡空港の3社連携「富士山周遊フライトツアー」!
なんとFDAのチャーター機で上空から間近に富士山を見降ろせるんですよ。
さらに、SLやアプト式列車に乗って静岡自慢の絶景や、季節に合わせた観光スポットを1日かけてめぐる見どころ満載のお得なツアーなんです。
毎日富士山を見ている静岡県民の私でも大興奮したこのツアー。その楽しみ方を、ふじそらトラベル読者の皆さまだけに、特別に教えちゃいます!
ちょっと長くなるので、空旅編と列車旅編に分けてお届けします。
まずは空旅編から行ってみましょう。
【Point.1】集合時間よりちょっと早めに到着すべし!
まずは夜明け前の静岡空港で、滑走路越しの富士山を
ツアーのスタートは、定期路線が動き出す前の早朝。
① 朝6:30、富士山静岡空港に現地集合
② 朝5:30、JR静岡駅南口からツアーバスに乗車
の2パターンから選択できるようになっています。
静岡在住の私は現地集合を選択。静岡空港の駐車料金は、1日停めても500円。ターミナルビルから少し離れた無料の駐車場もあるので、とっても便利です。
私のおすすめは、集合時間よりも少し早めに到着すること。空港に着いたら、ターミナルビルから東に徒歩5分ほどの石雲院展望デッキへ行ってみてください。
まだ夜が明けきっていない朝焼けの中に、バッチリ富士山が見えます。まさに早起きは三文の得ですね♪
上空からはどんな風に富士山が見えるのか、ワクワクします!
【Point.2】朝ごはんは搭乗前に済ませるべし!
飛行機内では景色を楽しむことに集中しましょう
さて。集合時間になったので、ターミナルビルへ。空港1Fの団体受付カウンターに着くと、まずは検温をします。安全対策も万全です。
受付を済ませると、お茶とお弁当をいただきました。
この朝ごはん、搭乗前に空港内で食べてもいいですが、機内に持ち込んで食べることもできます。
ですが!! 搭乗開始までは20分ほど時間があるので、朝ごはんはぜひ搭乗前に済ませておいてください。
遊覧フライトを、100%楽しむための重要なポイントです!
【Point.3】チェックインは早めにすべし!
FDAのカラフルな機体と記念撮影しましょう
出発ゲートに向かうと、これから乗る飛行機の表示がありました。
FDAの「3776便」。富士山の標高と同じですね。FDAさん、演出がおしゃれ!
チェックインを済ませると、ボーディングブリッジではなくタラップから歩いて滑走路へ。
通路を抜けると、FDAの黄色い機体が目の前に!
カラフルな機体が特徴のFDAには、現在16機 15色の飛行機があります。毎回用意されるカラーが違うので、どの色の飛行機に乗れるのかも、ぜひお楽しみに。
そしてこの機体、実は写真を撮りやすいように斜めに駐機しているんだそうです。みなさん、このシャッターチャンスをお見逃しなく。
飛行機に乗り込んだら、いよいよテイクオフ!約40分の遊覧フライトに出発〜
【Point.4】地図を思い浮かべながら楽しむべし!
後どれくらいで富士山かな?期待感が膨らみます
離陸後、駿河湾上空から大きく旋回して焼津、静岡、由比上空を経由して山梨県方面へ向かいます。
ちなみに、今回の飛行ルートはこんな感じです(たぶん)。私が見た風景から想像したルートなので、正確ではないです。悪しからず…
でも、「今ここら辺だから、富士山まで後これくらいかな〜」と想像すると期待が膨らみますよ〜!
この飛行ルートも、天候などの状況により毎回ビミョーに変わるそうです。その時しか見られない風景もあるかも!?窓から目が離せませんね。
さて。本栖湖から甲府市上空で再度旋回すると、飛行機はいよいよ富士山上空へ向かいます。
【Point.5】飛行中は自分の席で窓を独占すべし!
左右どちらの席も富士山を間近に眺める特等席です
「右側の座席にお座りの皆さん、富士山が見えてきましたよ」の機内アナウンスと同時に「見えた!すご〜い大き〜い!」「きれ〜い!」と右側の座席から歓声があがります。
この時、左側の座席に座っていた私。「えっ。こっちの席ハズレ?席立っていいのかな?」と不安になってしまいましたが…ご安心ください。
ちゃんと左側の座席からも見えるように旋回してくれます。
早く富士山を見たい気持ちをグッと抑えて、自席の窓を独占して待ちましょう。すぐに写真のような絶景を、特等席から眺められますよ。
この日は雲も少なく、裾野までスッキリ見えますね。肩にかかった雲と、朝日が差し込む姿がなんとも神々しい!
この感動を動画でも撮影したので、ぜひご覧ください。
【Point.6】機内アナウンスに耳を澄ますべし!
低空飛行で地上の風景を間近に感じるリアルジオラマ
富士山上空を左右にたっぷり旋回したら、飛行機は再び駿河湾上空、三保方面へ向かいます。
機内では今どの辺りを飛んでいるのか、この後どんな景色が見られるのか、パイロットさんが機内アナウンスで教えてくれます。時々「飛行機トリビア」などクスッと笑える小話を挟んでくれるので、機内アナウンスにもぜひご注目を。
そういえば、窓から見えるこの風景、いつもよりも地上がはっきり見える気がしませんか?
通常のフライトでは高度10000m付近を飛行するのに対して、実はこのツアーでは高度5000m付近を飛行しているんです。
まるでジオラマみたいですよね!
40分の遊覧フライトは、本当にあっという間。
駿河湾上空で伊豆半島方面へ進路を変え、伊豆松崎町付近を経由して富士山静岡空港へ戻ります。
このツアーの見どころと、存分に楽しむためのポイント、お楽しみいただけましたか?
今回参加したツアーは2020年11月。この時はまだ夏富士でしたが、雪をかぶった富士山や雲海に頭を出した富士山など、季節や天候によって富士山は姿を変えます。
その遭遇率は驚きの85%!ぜひ何度でも参加して、いろんな富士山を特等席から眺めてみてください。
実は私、今回の夏富士と、2020年の元旦には雲海に浮かぶ富士山を上空から見てます。(←自慢です)
さて、次はどんな富士山と会えるかな♪
これだけでも大満足のツアーですが、これで終わりじゃないのが「富士山周遊フライトツアー」のポイント。
飛行機ツアーの後は、バスに乗り込んで大井川鐵道の列車旅に出発です!
列車旅では、クールジャパン・アワード2019を受賞した奥大井湖上駅や、川根温泉ホテルでのランチバイキング、大井川鐵道のSLに乗車など、旅のハイライトはまだまだ登場しますよ。
ぜひ【列車旅編】もお楽しみに!
※この記事の内容は2020年11月21日に参加したツアーの内容です。天候によって眺望を鑑賞できない場合があります。