富士山静岡空港から出発！徳川家康ゆかりの地をめぐる1泊2日の静岡旅

大河ドラマで改めて注目されている徳川家康。家康公が幼少期と晩年を過ごした静岡には、ゆかりの地がたくさんあります。今回は静岡空港からレンタカーで行く、家康公ゆかりの地めぐりをご紹介します。隠居の地として選んだ静岡の温暖な気候もぜひ体感してください。それでは、出発します。

※このモデルコースは午前着便をご利用の方は1泊2日、午後着便ご利用の方は空港周辺で1泊し、2泊3日に変更することでモデルコースに近い内容を楽しむことが可能です。
※2022年10月30日以降の便を利用したモデルコースです。
※この記事の掲載内容は2022年10月現在の情報です。新型コロナウイルス感染症の影響により、各施設の営業状況が変わっている可能性があります。最新の情報は、各施設にご確認ください。

富士山静岡空港に到着したらレンタカーで出発

空港に到着したらまずは車を。富士山静岡空港では、レンタカーやTimesのカーシェアリングサービスを利用できます。

1日目・幼少期と晩年を過ごした静岡

静岡市歴史博物館

徳川家康は7歳から12年間、駿府（現在の静岡中心市街地エリア）を治めていた今川義元のもとで育ちます。2023年1月13日にグランドオープンする「静岡市歴史博物館」は、家康公と今川氏の歴史がわかる博物館。1階には、戦国時代末期の駿府城下を偲ばせる「道と石垣の遺構」が、全長33mにわたり屋内展示され、直接見ることができます。

現在はプレオープン中で、1階の無料エリアが見られます。戦国時代の静岡を肌で感じられる最新スポットとしてオススメです！

↓徒歩6分

駿府城公園

博物館で静岡と家康公の歴史を学んだら、隣接する徳川家康の居城だった駿府城跡を利用した「駿府城公園」へ。江戸幕府を開いた家康公は、三男の徳川秀忠に将軍職を譲ると、駿府に隠居します。

駿府城公園では、復元された東御門・巽櫓（たつみやぐら）や坤櫓（ひつじさるやぐら）の内部を見学可能です。園内には家康公手植えのみかんもあり、天気が良い日には、広場から雄大な富士山が一望できますよ。家康公も見たその眺めをぜひ見てみてください。

静岡の街を見守る、晩年の家康公像も見どころです。

こちらもおすすめ! 葵舟

2021年3月からスタートした土日祝日に駿府城公園のお堀を周遊する「葵舟」。歴史風情があふれる駿府城跡と現代静岡の街並みを、40分かけて舟上からのんびり満喫できます。

屋根を下げて北門橋の下をくぐる体験はスリル満点!? 春は石垣から堀にせり出す満開の桜が見どころですよ。座る席は、石垣や櫓がよく見える右側がオススメです。

↓車で5分

静岡浅間神社(しずおかせんげんじんじゃ)

神部(かんべ)神社、浅間(あさま)神社、大歳御祖(おおとしおみや)神社の三本社と、麓山(はやま)神社、八千戈(やちほこ)神社、少彦名(すくなひこな)神社、玉鉾(たまぼこ)神社の四境内社の総称で、「おせんげんさん」と呼ばれ親しまれています。家康公が今川家の人質時代の弘治元年（1555）に元服式（成人式）が行われ、家康公着初めの腹巻も残されています。

神社の創始は2000年以上前に遡りますが、現在の社殿群は、文化元年（1804）から60年余の歳月と、当時の金額で10万両の巨費を投じて造営されたものです。
見事な彫刻が施された総漆塗極彩色(そううるしぬりごくさいしき)の社殿群26棟は、全て国の重要文化財に指定され見応えたっぷり。特に、高さ21ｍの楼閣造(ろうかくづくり)の大拝殿は必見です。

境内にある市の旧文化財資料館を改修して、2023年1月27日に「どうする家康 静岡 大河ドラマ館」がオープンします。そこではドラマで使われた衣装や小道具の他、家康公ゆかりの品々が展示される予定ですので、楽しみですね。

1日目のおすすめごはん・カフェ

とろろ汁の丁子屋

「とろろ汁の丁子屋」は慶長元年（1596年）の創業から400年以上、当時と同じとろろ汁を提供し続けているお店です。江戸時代に、東海道二十番目の宿場町である「丸子宿（まりこしゅく）」があった現在の静岡市駿河区丸子は、当時から自然薯の産地として有名でした。

家康公が戦乱を終わらせたことで、庶民が旅を楽しめるようになった江戸時代。当時の旅人気分になってとろろ汁を食べてみてくださいね！

河童土器屋

全国でも有数の水揚げ量を誇る静岡に来たら海鮮も！「河童土器屋」は、ボリュームたっぷりの海鮮丼や天丼が味わえるお店です。ぜひ新鮮な静岡の海の幸を堪能してくださいね。一人でも気軽に入れる雰囲気なのも嬉しいポイント♪

車は、周辺の有料駐車場か、宿泊ホテルに駐車して行きましょう。

T’s green omachi

静岡といえば、やっぱりお茶ですよね。 緑茶カフェ「T’s green omachi」では、静岡産の深蒸し茶と一緒に、お団子やお茶を使ったスイーツなどが一緒に味わえます。

味は勿論、華やかな盛り付けも人気の理由。静岡茶やスイーツのおいしさと一緒に目でも楽しんでくださいね。車は周辺の有料駐車場に停めて行きましょう。

駿府城公園 紅葉山庭園 立礼席

駿府城公園にある紅葉山庭園内の、静かな空間でお茶を楽しめる立礼席（りゅうれいせき）。静岡産の煎茶や抹茶とともに和菓子がいただけます（有料）。静寂のなか、ゆったりと時間が流れる空間で味わう静岡茶は絶品！お茶の美味しさがわかる特別な体験をぜひ。

※呈茶メニューは定期的に内容が変わります。

おすすめホテル

ホテルガーデンスクエア静岡

第15代江戸幕府将軍徳川慶喜の屋敷跡で、約2,200坪の庭園の敷地内にあるホテル。宿泊すると、当時のたたずまいを今も残す庭園を自由に散策できます。朝食のブッフェでは、静岡の地元食材を使った和洋食のメニューを自由に選べるのも嬉しいです。

静岡市の中心地にあるので、ホテルにレンタカーを停めて街歩きもできますよ。

梅ヶ島温泉　湯の島館

静岡市の中心部から、車で1時間10分ほどの安倍川の源流域にある、梅ヶ島温泉。1700年の歴史を持ち、武田信玄の隠し湯、徳川家康の秘湯としても知られています。

梅ヶ島温泉の「湯の島館」は、原泉かけ流しの貸切温泉と、静岡の認定食材を使った創作料理を堪能できる宿です。家康が好んだ「折戸なす」も食べられるかも！？和モダンのお部屋から見える四季折々の絶景と温泉で、旅の疲れを癒しましょう。

2日目・家康公が祀られている国宝・久能山東照宮へ

2日目は、家康公が祀られている久能山東照宮へ向かいます。久能山東照宮へは、静岡市の中心部から車で約20分です。

日本平ロープウェイ

日本平の山頂と久能山東照宮を、5分間で結ぶロープウェイ。東照宮へは久能山下の民間駐車場にレンタカーを停めて表参道の1,159段の階段を登って徒歩(20分)で向かう方法と、日本平山頂の無料駐車場にレンタカーを停めて、ロープウェイで向かう方法があります。

久能山東照宮境内でも階段を登るため、移動はロープウェイがオススメです。

↓ロープウェイで5分／徒歩20分

久能山東照宮／静岡市駿河区

徳川家康を祀る神社。当時最高の建築技術や芸術が結集された社殿は、国宝に指定されています。家康公は亡くなる直前に「遺骸は久能山に埋葬すること」と伝えたと言い、家康公の三男で二代将軍徳川秀忠が、久能山に神社を造営することを命じました。総漆塗で、極彩色の本殿は目を見張る美しさ。家康公ゆかりの地めぐりで外せないスポットです。

併設の博物館には、江戸幕府の歴代将軍に関係する文化財が2,000点超収蔵されていて、こちらも必見です。

2日目おすすめランチ・カフェ

門前の恵みたいらぎ はなあおい

日本平ロープウェイ駅の売店「門前の恵みたいらぎ」内のお食事どころ「はなあおい」。きな粉を蕎麦に練りこんだ「金な粉蕎麦」と久能山ねぎを使った「ねぎまんま」がセットになった「大御所御膳」が看板メニューです。窓から駿河湾が一望できるのもオススメポイント！絶景を眺めながら味わう地元食材を使った料理は格別です。

茶房 夢テラス

「茶房 夢テラス」は、展望施設「日本平夢テラス」の2階にある、静岡産のお茶や茶菓子が味わえるカフェ。富士山や駿河湾、三保の松原などの絶景を眺めながらゆったりと休憩ができます。

施設内には日本平の歴史を紹介する展示コーナーや、360°で絶景が楽しめる展望回廊も。久能山の帰りに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

時間に余裕のある方はこちらも！静岡県内の家康公ゆかりの地

清見寺／静岡市清水区（空港から車で約48分）

今川家の人質として幼少期を過ごした家康公。家康公はその折に「清見寺」住職の雪斎禅師より教えを受けました。また晩年の大御所時代にもたびたび清見寺を訪れ、樹木や石を駿府城から運んでいます。清見寺には、家康公手習の間、家康公が手接ぎをした臥龍梅が現存しています。庭園は現在復旧工事中ですが、拝観をすることができます。

諏訪原城跡／島田市金谷（空港から車で約12分）

諏訪原城は、武田・徳川の双方が国取りの拠点とした山城。天正3年に徳川家康が攻め落とし、牧野城として使用しました。敷地内には諏訪原城ビジターセンターがあり、発掘調査により出土した陶器や鉄砲玉等の資料や、諏訪原城のジオラマ模型が展示されています。

浜松城／浜松市中区（空港から車で約1時間）

家康公が1570年に引間城を拡大して築いた城です。1958年に再建された天守閣内には、家康公の歴史的資料や武具などが展示されています。浜松城天守閣は、現在外装改修工事中です。天守閣見学については通常通り可能ですが、外観見学及び3階の展望台見学については、工事終了予定の2022年12月20日まで出来なくなっています。

さらに、浜松城東に「どうする家康 浜松 大河ドラマ館」が2023年1月22日にプレオープン、3月18日にグランドオープンが決まっています。既に事前販売チケットの販売が始まっておりますので、詳しくは公式H.P.をご確認下さい。現在浜松城天守閣1階売店では、大河ドラマ館と浜松城天守閣の前売り共通入場券を販売中です。

三方ヶ原古戦場／浜松市北区（空港から車で約55分）

過去の大河ドラマでも度々描かれている、家康公の生涯で最大の敗戦ともいわれる三方ヶ原の戦い。戦いがあった場所の詳細は、三方原台地であること以外わかっていませんが、その歴史を後世に伝えるため、1984年に地元有志により三方原の一角に石碑が建てられました。

富士山静岡空港に到着

富士山静岡空港内には、静岡の特産品やお土産がずらり。家康公ゆかりの地、静岡で育まれた特産品をぜひお持ち帰りください。

以上、徳川家康ゆかりの地を巡る静岡旅でした。大河の予習や大河を見た後に、この旅のプランを参考に家康公の足跡を辿って見てくださいね。

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