プラモデルの街の聖地巡礼？模型とリアルを見比べよう！

実は、静岡県はプラモデルの出荷額が断トツNo.1で、出荷額の全国に占める割合はなんと9割超え、、！ 日本のプラモデル生産のほとんどを担っているといっても過言ではない理由は、「徳川幕府」の政策にあり！！当時、重要な建造物を建てるために全国からトップクラスの職工を静岡に集めたことがきっかけとなり、その後漆器、木製家具の産業が発展・集積し、ものづくりの技術がしっかり継承されてきたことで現在の静岡のプラモデル産業の源流になったんだとか。（深い、、） そんな歴史が息づく静岡プラモデルの最新事情から定番のものまで、魂込めてご紹介します！

1日目

11:00　プラモデルの街、静岡に到着！

富士山静岡空港に到着したら、プラモデルの街・静岡市に向かいましょう。

バスで向かうのがおすすめです。

でもその前に、せっかく静岡に来たのですから、富士山を見ておきませんか？

展望デッキから見ることができ、時間が合えば、飛行機と富士山を同時に見ることもできます！

また、空港から少し歩きますが、石雲院展望デッキもおすすめですよ。

ここなら柵も低く、より迫力のある飛行機を見ることができるんです。

13:00　今ここがアツい！街中に出現した静岡の新プラモデルスポット！

静岡にはプラモデルのランナー（パーツが付いた枠組み）をモチーフにしたモニュメントが4か所あり、すべて歩いて回ることができる距離にあります。

じっくり観察してみると、パーツ1つ1つに番号が振ってあり、とてもリアルな作りになっていて、見ているだけでとてもわくわくします！

ここでプラモデル製作の楽しみ方をひとつご紹介！

プラモデルを買ってまず箱を開けたら、説明書をみていきなり組み立てるのではなく、じっくりとランナーについている各パーツを眺めてみてください。

慣れてくると、ランナーについている各パーツをみながら組み立ての手順をじっくりと妄想するこの時間がとっても楽しいんですよ！

ちなみに、モニュメントで特におすすめなのが、JR静岡駅構内にある公衆電話のモニュメントと静岡市役所静岡庁舎の青葉通り側にあるポストのモニュメントです。

なんと、この二つのモニュメントは実際に使用することができるんです！

是非、実際に電話をかけてみたり、手紙を出してみたりしてください！そして、モニュメントの裏側も是非とも見ていただきたいポイントです。

実際のプラモデルのように裏からみると空洞になっている箇所があり、それがプラモデルの“肉抜き感”を忠実に表現していて、モデラー心をくすぐります。

実際に訪れてみて、ぜひ裏からも見てみてくださいね！

15:00　官民一体で盛り上げる！静岡のプラモデルと言ったらここ！

静岡駅南口を出て徒歩1分！

プラモデル好きが静岡に来たらここにいけ！それが静岡ホビースクエアです。

なんとこの施設は、民間だけではなく官民一体となって運営しているスペースなんです。

“模型の世界首都”を標榜する静岡市だからこその官民あげての熱い盛り上がりを是非体感してみてください。

官民一体で運営される常設のプラモデル関連施設は、全国見渡してもおそらくここだけ！

展示ブースでは、金型や原料のプラスチック、プラモデルができるまでの工程などプラモデルに関するものもありますが、それ以外にも静岡の工芸品も多数展示してあります。

現在の日本のプラモデル生産にも通ずる静岡の工芸品の匠の技術に要注目です！

奥に進むと、様々なプラモデルメーカーの完成品がずらっと展示されています。

昔のキットだけでなく、最新のキットまで展示されているため、モデラーにとっては、夢のような空間になっています！

昔のキットと見比べると、キットの進化の過程が存分に楽しめますよ。

昔はそもそも各パーツに色分けがされていなくてシールを貼ったり、パーツをくっつけるために接着剤が必要だったりしたのが、今では細かいパーツごとに色分けがされていたり、そもそもニッパーなどの工具が必要ないプラモデルも登場してきているんです。

こういった進化をうけて今では、コンビニでもプラモデルが売られるまでになりました。

個人的には、可動域が昔に比べて、今の方が格段に広がったことで、プラモデルで色んなポーズが楽しめるのが進化の嬉しいポイントです！

様々なプラモデルを目にしたあなたはそろそろプラモデルが作りたくなってうずうずしているのではありませんか？

なんとこちらでは、ショップと工作室があるため、その場で購入したプラモデルを製作することができるんです。工具の貸し出しも行っているため、手ぶらで来ても大丈夫！

せっかくなので、是非お気に入りのプラモデルを見つけて、工作室でプラモデルの組み立てにもトライしてみましょう。

こちらには、イベントスペースもあり、様々なイベントも行われているため、もしチャンスがあればぜひ参加してみてください！全国からプラモデルのファンが集まる楽しい施設ですよ！

18:00　まるで絵画のような絶景を見ることができるホテル「日本平ホテル」

せっかく静岡に来たのですから、富士山が見えるホテルに泊まってみるのはいかがでしょうか？

ということで、絶景が堪能できる日本平ホテルがおすすめです。

静岡駅からシャトルバスが出ているため、アクセスに関してもばっちりです。

ロビーに入るとすぐに絶景が広がっております。

実はこのホテルは、富士山に正対しておらず、少し角度をつける（5度！）ことで富士山と駿河湾を同時に見ることができ、まるで絵画のような絶景です。

このホテルを訪れた際には絶対に屋外テラスに行ってみてください。

6Fにあり、さえぎるものもないため、ロビーよりも絶景が広がります。願わくはこのホテルから見える景色を額縁に入れて家に飾りたい…！

日中も富士山が見えていておすすめですが、夜景もおすすめです。日本平は夜景遺産にも選出された場所なので夜の街並みもぜひご覧ください。実はこのホテル、富士山が見えるのはロビーや屋外テラスだけではありません。なんと富士山が見える客室も多数あるんです！

朝起きたら絶景が広がっているなんという贅沢空間、、、！宿泊の際はぜひ富士山が見える客室に泊まってみてくださいね。そして、そんな絶景とともに自分のプラモデルを一緒に撮影してはいかがでしょうか！

2日目

10:00　プラモデルのモデルになったものを見に行こう！(その1)

プラモデル旅ということで、せっかくならプラモデルのモデルになった実物を見てみませんか？

元々プラモデルは船だったり、バイクだったり、車だったり乗り物をモチーフとしたスケールモデル（リアルの乗り物の縮尺を忠実に再現したもの）から発展してきたんです。

だからこそ、プラモデルファンには実物もしっかりと楽しんでもらいたい！！

ちなみに、スケールモデルと聞くと結構細かい作業が必要になってハードルが高いものが多そうだなぁと思われるかもしれませんが、最近では小さいお子さんでも楽しく作れるようなキットもどんどん登場しているのでご安心ください！

ということで、前置きが長くなりましたが(笑)、ヤマハコミュニケーションプラザに行きましょう！

静岡市から少し離れますが、行って損はありません。

入館してすぐにバイクなどのモビリティがお出迎え。

右を見ても左を見てもバイク、車、船。

乗り物好きにはたまらない空間になっております。

二階に上がると、ヤマハ発動機の歴史や多数のバイクが展示されています。

プラモデルになっているものも多いため、ここでお気に入りの一台をみつけて実際にプラモデルで作ってみてはいかがでしょう。

ちなみに、このヤマハコミュニケーションプラザは展示だけではありません。

実際に乗れる展示やシミュレーター―などが多数あり、見るだけでなく、触って楽しむことができます。

ほかにも、プラモデルを用いたイベントなども行っているため、タイミングが合えばぜひ参加してみてください！

12:00　浜松のソウルフード！浜松餃子

次の目的地が浜松なので、私の地元である浜松でぜひご飯を食べてください！

浜松駅ビル(メイワン)7Fにある中華ファミリーレストランの五味八珍はいかがでしょうか。

静岡のローカルチェーンのお店で、私も幼いころから通っており、今でも帰省した友人とも食事に行くお店のため、胸を張っておすすめすることができます。

五味八珍と言ったら浜松餃子！

焼き目がパリッとしていてとてもジューシーで絶品です。

餃子とのセットも豊富で私はよくラーメンとのセットを頼みます。

ぜひ試してみてください。

餃子のほかにもメニューが豊富にあります。

どれもおいしいですが、その中でも個人的に1つおすすめさせてください。

鶏のから揚げユーリンチ風は是非注文してください！

私も絶対に頼む一品です。

そのまま食べても、甘酢をかけてもとても絶品です。

テイクアウトや冷凍のものもあるため、お土産にも最適です。

帰った後もお土産の餃子で餃子パーティーはいかがですか。

14:00　プラモデルのモデルになったものを見に行こう！(その2)

おなかも満たされたところで、プラモデルのモデルになった実物を見に行こう第2弾ということで、バイクの次は戦闘機を見に行きましょう。

次の目的地は、航空自衛隊浜松広報館エアーパークです。

建物の外にも展示物があり、入館前からわくわくが止まりません！

航空自衛隊の基地なので、戦闘機。

戦闘機も言わずと知れたプラモデルの一大人気ジャンルです。

入館すると展示への入口がありますが、はやる気持ちを抑えて、少し立ち止まってみてください。

個人的なわくわくポイントとして、入り口付近に、全天周シアターの整理券を配るエリアがありますが、そこにあるコーンのデザインが特殊なので、ぜひ見てみてください。

また、全天周シアターでは、特別な映像を見ることができるため、希望する方は整理券を受け取ってください。

展示だけではなく、シミュレーターやVRの体験コーナーもあります。

先着順のものもあるため、希望する方はお早めに！

私は小さいころからここに通っていますが、シミュレーターの身長制限をクリアして乗れるようになったときはとっても嬉しかったです。

プラモデルのモデルとなった実物大をその目で確認すれば、今度のプラモデル製作にもきっと生かせるはず。プラモデルファンには是非とも足を運んでいただきたいスポットです。

ちなみに、ここで少しトリビアを。

実は、実際の乗り物とプラモデルは微妙に縮尺を変えていることもあるんです。実際の乗り物の縮尺をそのまま採用するとプラモデルにしたときに微妙に違和感がでることがあり、各プラモデルメーカーはそこを調整していることがあるんですって！奥が深いですよね。

空港で買える静岡土産

こちらで一服いかがですか？ Chabacco（ちゃばこ）

プラモデル製作の合間の息抜きに一服いかがですか。

一服とは言いましたが、これはたばこではなく、お茶です。

外箱だけでなく、中の袋もたばこのようなデザインになっています。

お茶の種類も煎茶だけでなくほうじ茶などもあり、パッケージもすべて違うため、全部集めたくなります。

自分用のお土産にも知人へのお土産にもピッタリです。

是非試してみてください！

編集後記

プラモデルの街、静岡の本気度は違いましたね。街のいたるところにランナーがあって、現実の世界と繋がっているようで、世界観にひきこまれていきますね。私も富士山のジオラマを作ってプラモデルを並べてみたくなっちゃいました！みんなの理想を現実にしてくれるこのプラモデル旅にぜひ、皆さんも参加してみてはいかがでしょうか！